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「あ…失礼な事聞くんですけどどうして兄貴なんかと付き合ってたんですか?」
「そうよね!!こんな変態と付き合うなんておかしいと思うわよね!!でも小さい時から変態だったわけじゃないしね付き合い始めはよかったわよ」
「悪かったな。」
京子さんはおばさんのようにまくしたてる。
兄貴もそれなりに楽しそうだ。
「ねぇ、倉田くん課題終わったの?」
「いや…終わってない。」
「私しょう太くんとお話したいから倉田くん課題やってきたら?」
兄貴は一瞬怪訝そうな顔をしたがすぐに諦めたようにため息をはいた。
「襲うなよ。」
「襲わないわよ!!」
京子さんは真剣な目をして俺をみた。
綺麗な目をしていた。
「しょう太くんに聞きたい事があるの。」
「はい。」
ゴクッと息を飲んだ。
「倉田くんは突然ある日を境に変わってしまった。しょう太くん。君なら何か知ってるんじゃないかな?」
京子さんも違和感に気付いていたんだ。
兄貴が突然変わってしまった事に…
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