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「宮内先生やっぱいい人だよ!!あの人帰り道が暗いからって車で俺の事家まで送ってくれたんだぜ?」
「怪しいな…普通、男なんか送らないだろう…?」
カチンとくる。
少なくともテメェよりは人間できてるっての!!
「兄貴は宮内先生の事を知らねぇからそんな事が言えるんだ。一回会ってみるといいよ!!」
「めずらしいな他人の事にむきになるなんて」
「そうかな?あ、ムカつく事に兄貴と似ててさ!!でもあの笑顔と優しい心は兄貴にはできねぇよ…」
兄貴はなんだか怪訝そうな顔をした。
悪口言われてカチンときたのかな
「…そうか。悪かったな。」
「ちょっと!!いきなりあやまらないでよ!!なんか気持ち悪い!!」
兄貴は座っていた椅子から立ち上がりツカツカと部屋へと行ってしまった。
しかし、約10分で部屋から出てきた。ジャンパーをはおって
「兄貴どっか行くの?」
「嗚呼。」
「もしかして女…なんちゃって…」
「しょう太にしては勘が働いたな。当たりだ。セフレの女のところだ。」
「!!!!!?????」
「行ってくる。」
兄上は結局一日帰宅しなかったのだった。
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