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「……ぁんたたちねぇ……」
これは、そう、ハルヒのセリフ。
「……何考えてんのよっ!!!」
何って言われても……ねぇ?
「みんな踊れるって言ったから安心してたのに……っ!!有希と古泉くんはともかく、キョンとみくるちゃんは、重症よぉっ!!!!大体キョン、あんた立ち位置違うのよ!!!みくるちゃんはおどおどしすぎ!!!総合評価は中の下、Dよ!ABCDのうちのD!!!」
猛烈な勢いでたった今踊ったダンスの講評をご丁寧にもしてくれたハルヒ。
……するといきなりつかつか朝比奈さんの前へいって……
「みくるちゃん、次踊れなかったらメイド服だからね!!!ぁ、それともチャイナがいい?スリットここまでいれてみよっか~♪」
突然のハルヒの異常行動(いつものことだが)を阻止するべく、俺は話をそらした。
「ところで聞きたいんだが。」
「なによ、キョン。今お取り込み中なの!!」
「……で、その、なんだ?それを踊ったところで…なんでSOS団の知名度が上がるんだ?」
ハルヒは俺をキッと睨むと、
決まってんじゃない、何言ってんのアンタは!!
とでも言いたそうな顔をして椅子の上に立った。
古泉の笑みが怖い。
というかお前は危険という言葉をしらないのか?
俺達今からこの超人間離れした女子高生に何かとてつもないことをさせられるんだぞ?
「キョン、うるさい!!!!」
……すみません。
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