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そして今、私は卒業する事の出来なかった高校の前にいる。
なぜか、ここに来たら皆に会える気がしたからだ。
「…やっぱり、皆と一緒に高校卒業したかった…な。」
独り言を呟き、私は5年前の楽しかった高校生活を思いだし思わず涙した。
その時、前方から男女3人が歩いてきた。
3人は私を見て立ち止まる。
「みんな、ただいま。」
私は笑顔で3人に言う。
そう、この3人が私の大切な人達。
花、春斗、奏斗だ。
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