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「おしまいなんかじゃなねぇ-よ…俺らがどんなに心配したかわかってんのかよ…?」
春斗くんは急に私の肩を掴み揺すぶった。
「…ごめんね。だけど、あの時の私はこうする事しか出来なかったの。」
私は淡々とそう述べた。
「そんな淡々と言うなよ…俺、ばかみてぇじゃん。一人であつくなってばかみてぇじゃんかよ!」
一人怒鳴る春斗くんを奏斗くんは止めた。
「おい!春斗やめろよ。先輩困ってんじゃん。自分の感情ばっか押し付けんのやめろよ。」
「…ッ。うるせぇよ。俺、帰るわ」
春斗くんはそう言うなり帰って行った。
「あッ、春斗…!ごめんね。優沙私、春斗が心配だから追い掛ける!!」
花と春斗は優沙の前を去って行った。
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