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「先輩?」
私がまた考え事をしていたら、奏斗くんが不思議そうに私の顔を覗き込んでいた。
「あッ、なに?」
「いや、先輩考え事してたみたいだったから。あの…さっきは春斗がすいませんでした。俺達もういい大人なのに春斗のやつ少しも変わってなくて。」
「いいんだよ。元は私が悪いんだし…。それに、奏斗くんは謝らなくて大丈夫だよ?相変わらず、奏斗くんは優しいね。」
「いや、そんな事ないですよ。」
奏斗くんは照れ臭そうに、はにかみながら言った。
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