お金はあっても育たない

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時間はすでに8時過ぎ ホームルームが始まるまで10分もない 新学年早々遅刻かな 「なぁなぁ茜……僕たちまた一緒のクラスになれたらいいな?」 「うん、そうだね。マビキとはずっと同じクラスでいたいと僕も思ってる。もちろん伊月も」 「伊月?あいつはいらへんって。真面目すぎてつまらーーーいたっ!?」 「余計なお世話だ」 マビキの後ろに立っているメガネをかけた男子生徒。彼が彼女の頭をゴンっと叩いたのだ 僕がさっきから名前を出していた伊月。相楽伊月(さがらいつき)だ 鋭い目で髪型はショートカット 我が学年のイケメンと呼ばれている男子生徒だ
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