お金はあっても育たない

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「あ、伊月。おはよう。遅かったね」 「ふっ、髪型がなかなか決まらなくてな……だが問題無用だ。ちゃんとセットしてきたさ」 髪の毛をさらっとなびかせ、ふふんっと笑っている 「痛いやないか!?なにすんねん!?」 叩かれた頭を押さえ、文句を言う 「お前が悪口を言うからだろうが!!」 「叩くんやったら定番なこれで叩けって…言うとるん……やっ!!」 「っ!?」 スパンと顔面をハリセンで叩き、仕返しをするマビキ 「……伊月、大丈夫?」 「……無論だ。いいかマビキ……ハリセンはだなーー」 「聞く耳は無しや。ほらそろそろ席つくで」
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