約束。

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私は夢中で彼の話に聞き入ってしまう、二人並んで望遠鏡を覗いていると 彼が急に声をあげる 驚いた私は彼を見ながら 「どうしたの?」 彼は望遠鏡から視線を外し手招きしながら私を呼び 「覗いてみて」 私は彼に言われるままに望遠鏡を覗いてみるとそこに飛び込んできたのは 赤い光を放つ小さな星だった 「見えた?珍しい星だよな」 彼は少し興奮気味に私を見ながら言葉を紡ぐと私もつられて気持ちが 高ぶる 「うん、あんな星初めてみたよ」 だよなと頷いた彼は閃いたとばかりに手を打ち 「あの星に名前をつけよう?」 私も同じ考えだったから嬉しかった、頷こうとしたその時・・彼の携帯の電子音が 鳴り響き私の声を遮る
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