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やばい……好きになりそう。 なりそうが好きに変わるのには時間はさほどかからなかった。 それぐらい、コスモスは優しく聡明で同性ですらも引き寄せる何かがあった。 凜子が風邪をひいてダウンしているときも小まめにメールをくれた。 「風邪、大丈夫?」 それだけでも、嬉しいのに、男にない優しいその気遣いが凜子を癒す力があった。 こんなことをいうのも何だが、別に凜子は女が好きなわけではない。ちゃんと男と恋愛して付き合っていたが、それを凌ぐぐらいの惹かれがコスモスにはあったのだ。 『平気平気!コスモスが心配してくれたから治ったよ(笑)』 既にメールの中ではカップルのような会話をしだしたある日。 コスモスから残酷でそれでいて悩めるメールがきた。
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