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※事情により、五頁の後半は削除させて頂きました。
申し訳御座いません。
尚、この文は2、3日で消させて頂きます。
「あっ、その前に悪いんだが灰皿貸してくれね?」
「有るわけ無いだろ、俺はまだ高二だ」
「俺も何だがな」
藤村はそう苦笑をしながら言い返し、灰皿の代わりになるものを探す。
「ちっ……ほらよ」
本当はこの部屋で吸われたくなかったが、言っても聞かなそうなので空き缶を放り投げる。
「お、サンキュっと」
藤村はそれを確り受け止め、床に置き、ポケットから煙草を取り出し火を点ける。
「……校則違反だぞ」
「ん?何か言ったか?」
ボソリと嫌味を言ったつもりが拾われた。
何か腹が立ち、更に言ってやろうと思い、今度は確りと聞こえるように「校則違反だぞ」と言うと、藤村は一服と共に
「こんな物、馬鹿な餓鬼しか吸わねーんだよ。だから、馬鹿な餓鬼である俺が吸っても問題ねぇ」
と、持論を吐き出した。
何か納得した自分がいた。
藤村は器用に空き缶の中に灰を落とし
「まぁ、そんなこたいいや、この三日間の話だろ?さっとしてやるよ」
と語り始めた。
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