君の……

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君の……

愛していると言えない 肩に手を伸ばし その肘の辺りまで 滑らかな感触は 君を感じる指に残る 背筋をなぞり 柔らかな窪みまで 緩やかな曲線は 君の全てを手に入れたくなる でも 愛しているとは言えないんだ 流されているだけ それでも 流れに逆らう事は出来ない たとえ、投げ出しても 君の元まで 辿り着く自信は無いんだ ただ 今は 君を感じて居たい
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