琥珀

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琥珀

グラスの向こうに 少し歪んで見えた顔は 泣いているかの様だった 視線に気付き 「何よ」 って、怒ったように言う その 少しだけこっちを見て 怪訝そうで でも瞳は微笑む 君の顔が好きだ グラスの中の琥珀の液体 君の頬も琥珀色に見える いつまでも変わらないで 俺がもし消えても 君にはそのままで居て欲しい また誰かに その怪訝な表情を 見せるとしても
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