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君住む町へ
聞いていた通りの街並み
秋桜が咲き乱れ
古い煉瓦に白壁
行き交う人は
のんびりと歩き
時に挨拶を交す
夕日の中に
城の姿が浮び上がり
細い坂道は
少し息が切れる
君の教えてくれた
想い出話を
記憶の中から引き出し
記憶と現実が
重なる部分を探す
もうすぐ
もうすぐ着く
ここで君は
駆け
笑い
泣き
成長したんだな
その頃は
僕のせいで涙するなど
想像もせず
許してくれるだろうか
君の両親は
君は
受け取ってくれるだろうか
この指輪を
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