温もり

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温もり

滑らかな肌の温もりを この肌で感じる 触れる指先 その唇のカタチ 刻み付けても 消え入るように 無くなってしまう まだ残るその温かさは まるで幻だったかのように 冷たさを運び込み 掻き消えてしまっていた 睫の先に 何が見えるのか 瞳の中に映るのは 目の前のものだけ
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