第一章

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両親が死んだ事も、一人になった俺の事も……哀れむ村人などいなかった。 寧ろ、食いぶち減らしで喜んでいた。 貧しい村なのだから仕方のない事なのだろう……。 だけど、幼過ぎた俺は悲しくて、村人を怨むしかなかった。 両親が死んでしまってから、誰かが俺の食べる物を恵んでくれるわけもなく、食べ物を求め、俺は村を出た。 》》》
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