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村を出たからって、街までの道を知っている訳がなく、ただひたすら知らない道を進むだけだった。
適当に道を進んだのに、街にちゃんとたどり着いたみたいだ。
俺のいた村とは違って、街には人が大勢いて、賑わっていた。
そんなに離れていないのに、なんでこうまで違うのだろうと思いつつ、街を歩く。
歩いている間、俺のお腹は鳴りっ放し。
もうとっくに限界は超えているのだろう。
そして、俺はある事に気がついた。
街に来ても…
・・・・・
……………お金がない…。
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