遊び人とお嬢様

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「いつから私は男のひとを見下すようになったのかしら…」 そう言い放つのは、白鳥 翠。 父親は外資系会社の社長。 母親は都内に数十店舗のレストランを受け持つ敏腕社長。 実家は田園調布。 言わずとも分かる 「超お嬢様」だ。 そんな翠の通う高校は、偏差値75以上の超天才たちが集まる高校。 その中でも翠は学年1位の成績だった。 翠は、学校で男子生徒から、「女王様」などとあだ名を付けられ、 男を見下すようになってしまった。 通学はいつも地味に電車。 今日は、いつもより人が多く、満員電車だった。 その時…!! 翠のスカートを後ろから触っているオヤジが。 「やっ…やめ…てください」 恥ずかしい気持ちを抑え抵抗する。 すると… 「あなた何やってるんですか!」 私服を来たおばさんがオヤジの手を掴んで叫んだ。 …必死に抵抗するオヤジ。 おばさんは、 「あなたを迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕します。」 警察官だった。 「ありがとうございました」 翠は婦人警察官に伝えた。 すると… 「あなたも証人として一緒に来てくれるかしら?」 翠は困惑したが…。 「はい!わかりました」 3人は近くの警察署へ…。
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