第四章 マコ ~忘れモノ~

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第四章 マコ ~忘れモノ~

おれが まだ原付きに乗ってPizza屋でバイトしてた 頃の話し バイト先で マコと知り合い付き合うようになった 身長が170cm近くあるマコは気にしてた マコ「 聞いてる?」 蓮「ん?」 電話越しになんか怒ってる マコ「 ん? じゃない! 私、 この身長 嫌いなの 」 多分無い物ねだり…身長低いとまた嫌というだろうな! 蓮「(笑)なんじゃそりゃ、おれよりチビなくせに?」 と言うと 機嫌が直ったのか マコ「 今日、蓮の家泊まり行く!」 蓮「なら迎え行くよ」 マコ「うん♪」 まだ 付き合い始めてちょうど 三ヶ月 初々しい感じだった… バイトも終わり マコを家に連れて上がり 手を繋いだまま 話していた… マコ「なんか、このままがいいなー」 蓮「このままがいいな!」 マコ「このまま…」 蓮「うん…このまま」 なんか まるで 時間の止まる魔法みたいに 二人で唱えた… マコ「ねぇ?」 蓮「ん?」 マコ「明日、雨だからバイト気をつけてね」 蓮「thank you♪」 その日は 無性にマコをハグしたかった… まるで 今から起こる事を予想してたかのように 日付が変わると同時に 暗い夜に 秋の雨が射す 寝付けない自分に その時が近く…
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