始まり。

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どんなに遅く歩いても、やっぱりついちゃって。 「今から カラオケ一緒に行こうって。 志津佳場所わかんないから、 後ついてくね。」 会話の前半は私達に。後半は彼等に言って、とってもご満悦だ。 おい、こら。 人がいない間に何を勝手に決めてるんだ。 一言文句を言ってやろうと口を開くが 察した志津佳に、強引に車に押し込まれる。 お互いの車に乗って、カラオケに向かう。 その車中、今度こそ文句を言ってやろうとしてると 志津佳に先をこされ 「向こうも③人なんだよ。ありがたく思ってよねぇ。志津佳ちゃんと人数あうのつかんだから。 でもあの運転手の人ちょーかっこよくない?すごいかっこいいよねっ。 わたしあの人狙いだから二人とも 手ださないでね。」 などと一人で盛り上がっている。
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