始まり。

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迎えに来てくれた志津佳の車に乗り、 カラオケに向かう。 向かってるつもりだった。 なのに車はいきなり高速にのり・・・・ 「ちょっと‼ どこいくつもり?」 「Y町だよ。 」 ・・・っておいっ。 私だってそこがどんな所くらいかしってるぞっ。 「 やだっ 帰る」 「カラオケいくだけだよぅ。 大丈夫だって」 と軽く言っている。 後ろを見ると紗江が眉間に皺をよせながら 大きなため息をついていた。 あんな所 カラオケいくだけな訳ないじゃん。 有名な ナンパな町じゃん。 ナンパしたい人やされたい人がいくとこじゃん。 いくら彼氏いなくても あたしゃそんなとこいきたかないよ。
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