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「あ~…拡大してる~大洪水だよぉ~……」
「あちゃ~…最悪の展開だな
つーか毎回何かしらやってくれるよな
どうやったらそこまで色々出来るんだ?
いい加減俺にも伝授してくれよ!その技!」
容赦なくシミの広がった教科書を取り出している私には全く聞こえていない
集中すると周りの声が聞こえなくなってしまう私の癖…
決して悪気があるワケではなくて…
「シカトだね」
「シカトかなぁ…」
「シカトかよ!」
それでも気づかない私は一心不乱に教科書とカバンをタオルで拭いていた
一通り拭き終わり顔を上げると頬杖をついて三人が見つめている…
見つめてるっていうか眺めてるっていうか……約一名睨んでる…!?えっ!?何で!?
「で?何で変人漆間と同伴してたワケ?」
え~!?そのまま続行ですか!?
それに言葉が色々短縮されてるし…
「ゆ…悠里…変人って…」
「二度も同じ事言わせるからでしょ?
それに変わり者=変な人、略して変人!
間違いじゃないし」
「…うん…でも最後だけ微妙におかしくない…?」
「そぉ?私は全然思わないけど」
「うんうん!微妙に変人ッポイしね~」
「つーかアイツは変人だろ」
言いたい放題だぁ~…しかも息ピッタリ!
私がおかしいの?私が間違った感性してるの?
と…洗脳されてる感は否めないけどねっ
まぁ気にしない♪
気にしてたらみんなと友達なんてやってらんないのよ!
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