あなたへ…

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ねえ、覚えてる? 貴方が私に言ってくれた言葉。 あなたが忘れてしまっていても、私は忘れないよ。 ずっと、自分に自信がなくて男の人が怖かった。 それだけじゃない。 人と会うのが怖かった私は貴方のあの言葉で世界を変えてもらったんだよ。 「好き」 この、たった一言で。 この一言が私から見える世界を変えてくれた。   でも、私は、私を救ってくれた貴方になにもあげることが出来なかった。 最後まで傷付けて。。。 最初はそうでもなかったのに… いつの間にか貴方の笑顔が好きになって、 いつの間にか貴方の傍にいることが一番の幸せになっていて… ねぇ、私は貴方にした、ひとつの約束があったんだよ? 覚えてる? 貴方から、離れない。 今考えると恥ずかしい言葉だけど、 貴方は離さないって言ってくれた。 例え、あれが嘘でも嬉しかったよ。 好きでも、傍に居られないことが沢山あった。 その時はメールをして寂しさを誤魔化て… 幸せだった。 傍に居られないだけで寂しくて、泣きたくないのに涙が溢れてきて、 とにかく貴方が好きでした。 貴方が別れを言ったとき、 実はね。。。 私も別れようって言いたかったんだ。 別れてみるとね、 私の手はあり得ないほど震えが止まらなくて まともに立っていることが出来なくて 涙がどうしようもないぐらい溢れてきたんだ。 周りには心配かけたくなくて、むりに笑って、 自分が壊れちゃうんじゃないかと思った。 未だに、貴方のこと想うと涙がでてくる。 ごめんなさい。 何も出来ないで 未練ばかりの女で。。。 貴方は、私のこと忘れちゃったでしょ? 私は忘れない。 貴方には、幸せになってほしい。 愛する人を幸せにしてもらいたい。 私の知らない誰かと、いつまでも一緒にいてください。 私も貴方より大切に出来る人を見つけて、 貴方にあげられなかった何かを見つける。 誰かを幸せに出来る女になるんだ。 最後に… 私に、沢山の思い出と 沢山の感情をくれて ありがとう。 .
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