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『銀色の剣』
風は吹き荒れ
砂埃(ｽﾅﾎﾞｺﾘ)舞う
鮮血の匂い 憂いと共に
空は灰色
暗く虚しく
貴方の影を映したように
足元の骸
輝きは消え
誇りは高き魂だけが
淡く儚く
切なく揺れて
俺の情(ｺｺﾛ)は荒んでゆく
何を支えに生きるべき??
何を護って生きるべき??
考えながら行けど行けど
俺は剣しか振るえなくて
ここで何を想い戦う??
ここで何を見つめ戦う??
気付いたときには
人を殺すことしか
俺のちっぽけな脳には
浮かんでこなくて……
血と血を巡り駆ける阿修羅
名をつけるならば【地獄絵図】
光は届かぬ霞んだ国(ｾｶｲ)に
俺は進んで行ったんだ
仲間との固い志
今も胸に深く刻む
自分と護るべきもののため
懲りずに俺は戦に行く
やがて空も蒼くなるだろう
名をつけるならば
【未来(ｱｽ)への誓い】
渇いた大地に決別を決め
銀龍の如く空を舞う
散々(ﾁﾘﾁﾞﾘ)になった我等の道は
きっと繋がることは無かれ
それでも世界は変わり出すから
新しい日々重ねて行く
同じ過ち繰り返さないように
自分の武士道(ﾙｰﾙ)
どうか守れるように
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