48人が本棚に入れています
本棚に追加
ちょっと休憩をいれようとした夜八時。
先輩がやってきて、明日のプレゼンについて尋ねてきた。
助けはいるか?
何をおっしゃいますか!
もちろん断った。
俺は、出来るんだ!!
・・・でもまあ、先輩に発表を見てもらって、ちゃっかりアドバイスいただいた夜九時。
今日はこのまま徹夜かな・・・。
すると先輩が会社の仮眠室の鍵を持ってきてくれた。
ありがたや!
俺はダッシュで家に帰ると、明日のスーツを小脇に抱え、すぐに会社へ。
何か、後ろで声がしたけど、それどころじゃない。
悪いな、内臓ちゃん達。
これが一段落ついたら、いっぱい遊んでやるからな。
会社に戻った夜十時。
俺の戦いは明け方まで続いた。
このプレゼンが上手くいけば、雑用係からランクアップ間違いない!
俺、今まで生きてきて、本気になった事、無かった。
怖かったんだ。
本気になって、駄目になるのが。
ちょっと本気だったとしても、笑って誤魔化し、その場を濁して逃げてきた。
俺、怖かったんだ。
でも、今は違う。
俺は本気だ。
雑用係というより、過去の俺からランクアップするんだ!
最初のコメントを投稿しよう!