13人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃ、なんでそんなぽーっとしてるんや?」
?
あれ?
なんか電話からじゃないとこで声が聞こえてきた?
わたし、おかしくなっちゃった?
耳へん?
と、耳を触ってみたりする。
「耳はおかしくないと思うでー?」
声が聞こえる方を、
フロントの方へ振り返ると、そこには電話の相手、
眞鞘の双子の兄、眞弘がいた。
しかも、スッゴいニヤニヤしたチャラい顔で手をヒラヒラさせている。
見なかったことにしよう。
そう思って電話を切り、摩妃のところへ戻ろうとレストランへ足を向けた。
けど、
進めなかった。
だって、腕をすごい力で掴まれてたから。
「つっかまーーーえた!」
最初のコメントを投稿しよう!