ポケモン絵本『七夜の願い星』

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王様はあっというまに侵略してきた敵兵に殺され、国と王様になった友のためにと兵士に志願し戦地に送り込まれていた彼も戦地でうたれて死んでしまいました…国が滅んだのは二人が25歳の時でした… ⑧二人が死んだ事は遠く“ファウンス”で眠るジラーチも感じていました… 「トモダチ、シンダ…ボクマタヒトリボッチ」 ジラーチが泣いていると二つの光の玉がジラーチの所へやってきました…それは二人の魂でした、二人はジラーチにお別れをいいにやってきたのでした「泣かないでジラーチ、国は滅んでしまったけど君のくれた力がなければ国はここまで豊かにならなかったんだよ、本当にありがとう」「今度この世に産まれてこれるなら次こそは目覚めた君を最後まで見守れる生き物に産まれたいよ」 「さよならジラーチ」 「サヨナラ、ボクノトモダチ…」 二人の魂はファウンスの上空をしばらく飛んで、あの世に旅立っていき、ジラーチは再び深い眠りにつきました… ⑨そして千年後…ジラーチのパートナーに選ばれたのは一人の少年マサト、マサトは千年前の二人と違い7日後再び眠りにつくその最後の時までジラーチを守れることが出来るのでしょうか?きっと大丈夫でしょう、なにせすぐ側にはジラーチを守るポケモンに生まれ変わった千年前のパートナーたちもいるのですから… 《おわり》
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