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△ナレーション△
種村源と葉山晃は大学生時代からの知り合いで、今でも三ヶ月に二回というペースで会っている。
二人、正確には三人が出会ったのは、ある大手広告代理店のグループ面接での事だった。
葉山晃は、「~ッス!~ッス!」という語尾を連呼する種村源を面白がる。
逆に種村源は、「要するに、要するに」と前置きしながら、何も要していない葉山晃に興味を持った。
当然二人はそのグループ面接には落選して、別々の仕事をしている。
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