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「ちょ…ハク君!どうしたの、その怪我…!?」
翌日。
何時も通りの日々を送っていたハク。放課後になり生徒会室で先に来ていた海斗の、驚きを含んだ悲鳴を上げた。
昨夜の闘いで鈍器の鋭い先端がうっかり左瞼に刺さり、今のハクは包帯を巻き痛々しい姿になっていた。
「ちょっとヘマして…」
「だ…大丈夫なの?神経とか切れて、ないの…?」
そう言えば赤城から海斗はあまり口を開く事がないと聞いていたが、今の海斗は顔が真っ青で小刻みに肩が震えている。
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