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「寝坊するエイジが悪い!」
みたいなことを二人同時に言われた。確かに俺が寝坊しなければよかっただけの話しなんだが。
「だってよ、朝起きるのってかなり辛くね?」
「そりゃそうだけどさ、毎日辛くなるのはエイジなんだよ。」
真弓が心配するように言ってくる。
「だよなぁ…。」
でも、早起きってめんどうだな…。
すると俺の前に立っていた宮村が何やら目を輝かせた。
嫌な予感…。
「おお!ならばとっておきの薬があるぞ!これを見てくれ。」
そう言うと宮村がどこから取り出したのか緑色の液体の入ったビンを俺の机に置いた。
「なによ、これ…。」
真弓が恐る恐るビンを覗きこんだ。
「よくぞ聞いてくれた!これは最近私が開発した眠気解消薬だ。これを飲めば3日は寝れなくなるぞ。」
「…ちょっと待て、寝れなくなるって…まさか寝たくてもか?」
「当たり前だろう?それがどうした?」
こいつ…。
「そんなことしたら、遅刻する前に疲労困憊で学校行けなくなっちまうだろ!!」
「というか、寝れなくなったら普通死ぬわよね…。」
宮村は、あ、そうか。なるほどな、とうなずき、ハッハッハと笑った…。
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