第一話:始まりは突然やってくる

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その後、チャイムがなるまで話していて、チャイムがなると、先生が来て、二人とも席についた。 そして朝のホームルームをやり、いつもと変わらない授業を受け、いつもと変わらない午前中を過ごした。 そして、4時間目の終わりのチャイムがなり、みんなそれぞれ教室を出て行ったり、机を合わせて弁当を食べ始めたりして、それぞれの昼休みの時間に入っていった。 俺はうんと背伸びをして、あたりを見渡した。どうやら宮村も真弓もどこかへ行ってしまったようだ。 基本的に宮村はいつも魔法研究室にこもり、真弓はほかの友達とどこかへ昼食を食べに行っているから、俺は一人でいつも屋上に行って昼食を食べていた。 俺は教室を出て、食堂へと向かった。いつも売店で売っている昼食のパンを買いに行くためだ。
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