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「ええっと……。」
このカルって人が、何だかわかんないけどずっと俺の中にいた?そんな馬鹿な…。
俺があれこれ考えてると、不意にカルが口を開いた。
「もっと簡単に言うとだな、主は我との波長がほぼ一致していてな、我の力を扱える選ばれし術者なのだ。」
おいおい…全然意味が分からないって…。
「ちょっと待て、順番に説明してくれ。まず、俺がずっとあんたの事が見えなかったことだけど、どういうことですか?」
俺はカルに近づいて、問いかけた。
もう、嘘でも何でもいいや。とりあえずしばらくこの夢は覚めそうにないし…話だけでも聞いておこう。
ほとんど半信半疑だけど、夢の中でしゃべれるなんてことなかったし、まぁ、興味あるから聞いとくか…。
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