偽りの日々

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「マネージャーほしい~ 春斗が勧誘すれば絶対はいってくれるってぇ~」 帰りのホームルームを終えて、廊下を歩きながら賢がしゃべりだした こう見えてもなんだかんだ去年の文化祭行事 イケメンランキング一位だった 賢もかなり上位だったのはたしか 「お前がいったほうがいいにきまってる、俺がいっても誰もこない」 これは本気で思っていることだ、賢のほうが人望あるし 「春斗やっぱりかわったなぁ、中学の時はよく…」 「とにかくお前は顧問のところいってこいよ、俺はさき屋上いってるから」 俺は賢がしゃべるのをさえぎってそう言った そして手を振って屋上へ向かった そんな俺を賢は難しい顔をしてみていた もちろん俺は気付かない 「春斗……。」
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