お父さんの贈り物

女二人の生活

　残された母子の生活は、なんでも悲しみにつなげてしまう状態だった。
　ご飯を炊くにも２人分じゃ、炊きようがない。朝は、簡単に済ませ、お昼は仕事先でコンビニ。夜は、耐え切れずご飯を炊く。鍋焼きうどん用の鍋と固形燃料を使って、炊き、食べる。
　そんな日々が続き、悲しみで痩せるどころか、太っていく母子。