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幼少期
(ギィー……)
古い木製の扉を開く音が部屋に響く。
扉を開いたのは40代位の髪の毛の長い、一目見るとまるで女優の様に整った顔の女性。
女は走って来たのか息が乱れている。
女性の視線の先には恰幅の良い20後半位の男性。
男を見た女が話し出す。
女『貴方が次郎吉さん…ですよね?…どうすれば助けてくれるんですか?』
口元を緩めて男が答える。
次郎吉『まぁ取りあえず座って下さい…。それよりも…少し昔話に付き合って下さい。』
そうして男は話し出した。
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