さよなら

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さよなら

数日後 としの母親と あたしの母親と 4人で産婦人科に向かった としはいつもの様に ブランドものの アクセサリーに 香水までつけて オシャレをして 病院に現れた。 この後どこかに 遊びにでも行くかのような格好で… としに腹が立ちながらも よくわからないまま 診察室に呼ばれ 肩に注射を打たれ 「検査するよ」と言われ 台に乗った… すると意識が遠くなり 「いやだ…やめて」と 朦朧としながら 何度も言った… 気付くと意識はなく 暗闇で子供の 泣き声だけが聞こえてくる 夢を見た… 守れなかった
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