19人が本棚に入れています
本棚に追加
ノーベが村を出てから、3日が経ちました。
ノーベが順調に砂漠を進んでいると、岩陰からいきなり山賊が現れ、ノーベの行く手を塞ぎました。
「命が惜しければ、ラクダと荷物を置いて行け!!」
山賊は手に持った刀の先を、ノーベの顔に向けながら言いました。
「・・わ・わたしは、み・水を貰いに行かなければなりません・・・このラクダ達がいなければ、水を運ぶ事ができなくなってしまいます。どうか、お許しください!!」
ノーベは震えながらも、山賊に頭を下げてお願いしました。
最初のコメントを投稿しよう!