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「……来てたのか」
どうやら俺は幽霊が後ろにいても気付かないような鈍感な奴らしい……。
そんな自分に少しショックを受けながら、俺は次のメッセージを聞いた。
『ねえ、あなた本当は気付いてるんでしょ!? 気付いてるんですよね!? そうやって私を無視して……虐めて楽しいですか! もう、泣いて謝っても許さないから!!』
メリーさんの、怒りに震えた声が聞こえた。微かに涙声も混じっている……。
録音された声が途切れた後、俺は思った。
俺、殺されるかもしれない。
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