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「しかし普通の高校生だぞ。私達の娘とは釣り合わないのでは」
「……それを決めるのはあの二人です。関係ありません。それに――」
ここで紅茶を一口。
「――それに、あなたも言いましたよね? 私達の結婚を反対された時、両親に『身分は関係ありません! 大切なのは釣り合うとかではなくその人を思う心だ』って」
「何でそんな前の事を……」
「嬉しかったからに決まってるじゃないですかぁ~」
若干雰囲気が壊れた。
が、龍輝は自分が過去に言った言葉で追い詰められた為、言い返す事が出来ない。
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