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「お兄さん、この後、俺と遊ばない?」
男は、ニッコリと微笑みながら、そんなことを言い出す。
はっ…?
「遊ぶ…?」
その意味が分かっていない俺ではない。
だが、2丁目あたりならともかく、こんな都会でもない場所で同性に声を掛けられるなんて思ってもみなかった。
正直、少し驚く。
「お兄さん、Hしない?」
なっ…
簡潔すぎる言葉に、一瞬、素で固まる。
確かに、「遊ぶ?」とは聞き返したが…普通、もっと濁すだろ?
「お兄さん、カッコイイからさ!それに…」
男は、俺の様子には構わず続ける。
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