戦国時代

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物知りの男は真剣な顔で話し始めた 「いいか。我が軍の総大将は知っているか?」 「はぁい。那須喜一様ですけどなにか…」 と田舎出の男が言った。 「そうだ!那須様だ。那須様の左目を見たか?」 「はぁ~見ました。でっかい傷がありました」 物知りの男が周りをうかがいながら小声で話した。 「あのお方の傷はな、戦に必ず現れる鬼“戦鬼”と呼ばれるものに傷を付けられたらしい」 田舎出の男は大きな声で 「戦鬼!?」 と言った。 その時周りにいた侍達が皆驚いた。 「戦鬼!?ど…どこにいる」 「ひいいいいい~」 慌てる侍やひざまずく侍達がいた
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