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「えっと・・・確か5台・・・だよね・・・。」
「そう、5台だった。そこでおかしいと思わない?」
「え・・・あっ。」
「そう、数が多すぎるんだ。もし、やっていたのが喧嘩で・・・しかも、どちらかの命に関わるようなことだったら警察を呼んで、止めるのを手伝ってもらうかもしれない。だったら交番のお巡りさんとか、あと傷害で捕まえるためにパトカー2、3台でいいだろ?」
「うん・・・。」
「だから数的に考えてもっと悪いことが起きたんだなと思ったんだ。それに裏付けるようにあの刑事さん。刑事さんの足元見た?」
「ううん。」
「あの人、靴にビニールのカバーをつけていたよ。」
「良く分かんないな・・・。」
「僕も詳しいことは知らないけど、あれは現場に警察の人の足跡をつけないようにするものだったはず。それをつけていたってことは・・・。」
「大きい事件ってこと?」
「まあ、大きいかどうかは分かんないけどね。そして、最後はあの人の言葉、萩原のことは聞いてきたけど他にはなにも聞いてこなかったよね?」
「えっと、うん、そうだね。」
「もし犯人が萩原だとしよう、なら、なんで被害者のことは聞かなかったのか?萩原との関係とかね。」
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