1章:私立御小野台学園

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「おーい、大っ、昼飯マスターん所に行かねーかー?」 呼ばれて大が振り向くと親友の晴森陽史(はれもりようじ)が他の友人の五十嵐亜依香(いがらしあいか)、霧島奈緒美(きりしまなおみ)、南雲了平(なぐもりょうへい)の4人でいた。 「あぁ、先に行っててくれ~。妹連れていくから~。」 大は陽史に返事した。隣にいた美咲が聞いた。 「マスターって誰です?」 「この近くにある喫茶店のマスター。結構行くんだよね。」 「へー、自炊しているわけじゃないんですか?」 「自炊もしてるよ。後、敬語じゃなくてもいいからさ。」 「あ、そ、そう?」 梨姫と翔太がやって来た。 「梨姫、昼マスターのとこに行くけど、お前はどうする?」 「え、私も行く!」 「よし、なら行くか。雨宮さんはどうする?」 「どうしようか、翔太はどうする?」 「まず話が読めないんだけど・・・。」 「この近くにある喫茶店でお昼を食べないかって話。」 「んー、母さんにはメールすればいいから、行ってみようか。」 4人は喫茶店に向かった。5分ほど歩くと駅前商店街に入り、すぐに店を見付けた。 「真実・・・変な名前ね。」 その店は周りとは違った雰囲気をかもし出していた。
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