リンチ

6/11
前へ
/94ページ
次へ
「私は見てるよ。2人同時に手を出さない様に。ついでに先生が通らないか見張りも兼ねて。」 名前も知らない先輩がそんな事を言ってきた。 信用出来ないけど、まぁ良いか…って思った。 今いるのは、学校から近い空き地。 いつ先生が通ってもおかしくない。 なんで愛と麻美ちゃんがここを選んだのか不思議だ。 目の前には愛がいる。 先ずは愛からみたい。 「準備は良い?」 愛は笑いながらそう言うと、私のカーディガンの胸元ん掴んで、倒そうとしてきた。 カーディガンの破れた音がした。 それは私が引っ張られる力に逆らって立っているせい。  
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加