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「私は見てるよ。2人同時に手を出さない様に。ついでに先生が通らないか見張りも兼ねて。」
名前も知らない先輩がそんな事を言ってきた。
信用出来ないけど、まぁ良いか…って思った。
今いるのは、学校から近い空き地。
いつ先生が通ってもおかしくない。
なんで愛と麻美ちゃんがここを選んだのか不思議だ。
目の前には愛がいる。
先ずは愛からみたい。
「準備は良い?」
愛は笑いながらそう言うと、私のカーディガンの胸元ん掴んで、倒そうとしてきた。
カーディガンの破れた音がした。
それは私が引っ張られる力に逆らって立っているせい。
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