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「姫菜ちゃーん…。」
絵理が話しかけて来た。
絵理は、分校の頃によく遊んでいた、愛と共通の友達だ。
凄く大人しい子。
大人しいと言うよりは、暗いと言った方が合っている気もするが…。
絵理とはあまり話したくなかった。
絵理は愛の友達だから、愛に話が回る可能性があったから。
絵理の事はそこまで信用していない。
「あのさ…、愛が姫菜ちゃんの電話番号とか教えてって言ってるんだけど…教えても良い?」
一瞬…
いや、1秒…2秒位だろうか…
思考が停止した。
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