黒き水神よりも早くに目覚めたは闇なる黒き神

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抑々の始まりは、定めて今より遥かなる太古。 未だ地球という惑星が、神々に溢れ平和に溢れた時代にある。 我が友なる、黒き地の神が、 この惑星に元より棲まうヘラジカの女神によって、 その信者を殺されたと聞いた。 我は居ても立ってもいられず、ヘラジカの女神が居るという大陸に、 我が闇の呪いをかけた。 我は元より、黒き闇の神。 この姿を見た者は、魂を我に捧げ石柱となる。 故に闇の呪いは、我によって石柱にされた者が、 石とされてもなお生き長らえ、 それを見た者が石柱となる。 この呪いを解けるのは、我しか居らぬ。 故に大陸の人々は皆、ヘラジカの女神を崇める者は皆、 我が石にしてやったのだ!
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