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「帰って・・・きたのか?」
学ラン姿の茶髪の少年。
「・・・みたいね。」
黒ぶち眼鏡とお下げの少女。
「夢じゃ・・・無いよね?」
ツインテールの美少女。
「「「やった~!!!」」」
歓声と共に3人は抱き合った。
高校二年の春、始業式が終わった後各々事情があり遅くまで残っていた
偶然同じ教室に居合わせた3人は、突然まぶしい光に包まれ・・・気付いたら異世界だった。
なぜか、魔王を倒すべく現れた勇者様と崇められ魔王退治の旅をすることに。
数々の苦難を乗り越え魔王を退治した3人は、実は大賢者によって異世界から召喚されたのだと知り無事元の世界に帰還となった。
そんな夢みたいにありえない現実が起こった翌日、
「やっぱり夢じゃなかったんだねぇ・・・。」
「一晩寝たらすべてが夢だったって言うオチはなかったか・・・。」
「3人とも同じ記憶があるからさすがにね・・・。」
件の3人は、そろって昼休みに学校の屋上に集合した。
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