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それは、17歳の誕生日の出来事だった。
今日から夏休みということもあって、マンションの一室でゴロゴロしていたのだが。
そんな俺に荷物が届いた。
差出人は、祖父からだった。
俺に誕生日にプレゼントを贈ってくれる唯一の人物なのだが、
今までろくなものだったためしが無いのが問題であった。
今年のプレゼントはなんだか、やけに大きく、かつ重い。
一体何が入ってるんだ?
警戒しつつも、包装紙をビリビリと破いて…固まった。
透明な棺桶サイズのケースにおさまっていたのは、最近流行り(?)のメイド姿の少女、だった。
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俺に一体どうしろと?
とりあえず、激しく引いていいですか。
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引くこと30分経過。
この棺桶の処理に激しく悩んでみたが、とりあえず開けてみることにした。
あけた瞬間、カッと目を見開きメイド少女は体を起こした。
「ご主人さm」ガンッ
皆まで言わせず、俺は再び蓋を閉めた。
蓋に頭をぶつけたような音がしたが、不可抗力だ、許して欲しい。
俺の感が、続きは聞かないほうが良いと訴えているのだ。
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