149人が本棚に入れています
本棚に追加
「好きです！私と付き合ってください」
俺の前にいる女の子桜野桃ちゃん。俺の妹『義』が付く実の妹ではない義妹能登由佳の友達である桃ちゃんは、一年の中でも可愛い方に分類される。目はクリクリとしたリスっぽい目で、髪型はサイドポニー、体は小柄で可愛らしい女の子である。
「えっと………」
そう、おれ『能登紅葉』は今、顔を真っ赤になっていて、指をモジモジしている。桃ちゃんに告白されているのだ。
俺がずっと何も喋んないせいか、桃ちゃんは
「く、紅葉先輩は沢山の女の子に告白されたって由佳ちゃんが言ってました。でも、どうしてこんなにカッコイイのに女の子と付き合わないんですか？」
緊張しているのか、口がちゃんと回らないのか、噛んでいた。しかも俺は初めて女の子に告白されたはずなんだが………。由佳のやつめ！何考えてんだ。全く
最初のコメントを投稿しよう！