五島から佐世保へ

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決して父の気持ちがわからない訳はないのだが、このような私達の消費生活は子供の頃、物質的にいつも周りの友達にひけめを感じてきた反発の現れであるのかもしれない。 我が子にそういう思いをさせたくない。卑屈な精神を植付けたくない。といった考えもあってのことだが、一つも貯えのない生活も元より危険だ。両者の中和点をゆくのが理想的ではあるまいか。 ともあれ論議は置いて先へ進もう。
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